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息づかいと弓づかい

フルートの息づかいは弦楽器の弓使いに匹敵する、ということが折々言われます。もう一月ほども前になるロチェック先生のバイオリンのレッスンは、それを心底実感する体験の場でした。

息づかいと弓づかい_c0191959_20275713.gifバイオリンの弓は、ご存知のように長細い代物で、木に馬の毛が張ってあります。右は他所のサイトからパクって来てしまった写真ですが… (^_^;

その馬の毛(弓毛)の張り方を、違う方向から見てみると…… こちらもパクり写真ですが…   (^_^;; 

息づかいと弓づかい_c0191959_20192475.jpg平べったくしてあると言うか、薄く幅広になっているのがわかります。これが息の幅に匹敵、と言えるでしょうか。

さてその使い方。乱暴にまとめてしまうと、高音のときには弓を細く速く使い、低音のときには太くゆっくり使う、と言えるのでしょう。レッスンではずいぶん「呼吸」という言葉が使われ、呼吸を可視化したかのような弓使いも見せていただきました。本当に人が自然に呼吸しているそのままのように、弓がバイオリンの上で動くのです。

通訳の役得、私はそれを1メールほどの距離から眺めました。もちろん先生は受講生や聴衆に一番見やすいようになさるのですが、背がお高い方でもなかったので、私からもとてもよく見えて、いやいや、かなりの感動でしたヨ。

また弦楽器のレッスン通訳のお話が来ないかなー。ロチェック先生、またお越しにならないかなー。

そうだ! 聞きに行ける弦のマスタークラスとかがあったら、聞きに行きたいなー。先生によってあれこれおもしろさも違うだろうし。これも「修論が無事に終了したらやりたいこと」の一つに数えておこう! 皆さんも機会があったら、ぜひ!

by akirako-hime | 2012-06-11 20:33 | 笛吹きっぽいひとりごと