人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ネット上の音源検索 〜 チョロっとお勧め事項

インターネットが発達したので、音源を見つけるのがとても楽になりました。CDを買うにも、誰が入れているのか、どこに売っているのか、先生や先輩に聞きまくって探した私の勉強時代とは、ずいぶん違います。

しかし、ネットで見つけた曲をやりたいと言われたときに、困ることもあります。「好き」の対象がゴッチャだったりするんですよね。「演奏」が気に入ったのか、「曲」そのものがいいと感じているのか。「音が好き」と言われると、いや〜、それは「演奏」が好きということだったりして。

特に「珠玉の小品」と呼ばれる類いの曲は、発表会でよく取り上げられる曲でもあり、お子さんの発表会や、あるいは趣味でやっている大人の方の場合はご自身の演奏を、ネット上にアップしていることがよくあります。すなわち「アマチュアの演奏」が多い訳で、失礼ながら、「好感の持てる演奏」ではあっても、必ずしも「上手な演奏」ではありません。

すると、「ネットで聞いてみたけど音が好きじゃない」とか言われちゃって、いや、それも「演奏」について語っていますから、ということになります。

できれば、プロの演奏を、それも一つだけではなく、二つ以上聞いてみることをお勧めします。また、他の楽器の演奏を聞いてみるのは、とってもお勧め。いろんな楽器やアンサンブル、オーケストラに編曲されているのを聞くと、イメージが膨らみます。特に元々がフルートの曲ではない場合は、オリジナル楽器の演奏を聴いてみると、あぁ、こういう曲だったのか!と思ったりします。

検索のときに、英語/原語をキーワードにすると、さらに選択肢が増えます。例えば、ドボルザークのユーモレスク、YouTubeで「humoresque Dvořák」のキーワードで検索すると、おぉ、トップに出て来たのはチェロのヨー・ヨー・マとヴァイオリンのイツァーク・パールマンがオーケストラをバックに演奏しているという豪華版ではありませんか! (2013年2月初旬現在)

ふと、プロコフィエフのフルートソナタを最近クラリネットでもやることがあると聞いたなぁと思い出して、検索してみました。キーワードは「Prokofiev sonata 94 clarinet」(94は作品番号)。はい、出てきました! 当然ですが、フルートやバイオリンとは違った響きで、ちょっと不思議感があり、でも確かにプロコのソナタです! 皆さんもお試しあれ。

ちなみに、「Google」で「動画」を選んで検索すると、「YouTube」に限らず出てきます。言うほど大差ないことも多いけど。

by akirako-hime | 2013-02-05 07:48 | 練習のヒントになるかな〜