音で絵を描く

4小節とか、8小節とか、あるいは16小節とかを、一つの絵を見ているかのように見てみてください。

う〜ん、そうか! 音は順々にしか出てこないけれど、その音の流れによって描こうとしているのは一枚の絵、一つの光景だったりします。その光景を言葉で説明しようとすると、見えているものを順々に説明することになりますが、その間ずっと、景色は大きく存在しています。言葉の繋がりから、音の繋がりから、景色全体が見えてきたら、とってもステキ!

言葉で景色を描写するの聞くときに、言葉ごとではなく、光景の全体像をイメージするように、音の配列を一部分ずつだけで理解するのではなく、そこに描かれている絵の全体像をイメージする。大きな絵を、間近で部分的に見るのではなく、一歩、いや数歩かな、下がったところから見るようなイメージでしょうか。

マスターコースのレッスンは月曜日にはじまりますが、エミリーは火曜日に霧島に到着、レッスン開始は水曜日でした。それまでフルートクラスは、エミリーの希望で、ヴァイオリンの松原勝也先生のレッスンを受けました。フルートでヴァイオリンの曲を演奏する機会が多いからという側面もありますが、エミリーとしては、大事なのは「音楽」をすることであって、「フルート」を吹くことだけではないと、わかってほしいという思いがあったようです。

そのヴァイオリンの先生が、プロコフィエフのソナタの一楽章でおっしゃった言葉でした。その昔、音楽とは「時間の流れ」というキャンパスに「音」という絵の具で描いた絵だ、と聞いたことがありますが、まさにそんな発想でした。
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by akirako-hime | 2011-08-15 22:32 | 練習のヒントになるかな〜