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鼻の周りの空洞、副鼻腔 〜 声の共鳴装置

鼻と耳と喉は中でつながっていて、鼻の周辺には空洞がある..程度のことは知っていましたが、ふと、どのくらい空洞があるんだろう?と気になって、調べてみました。

まず、いわゆる鼻の穴は鼻孔です。ここから咽頭までの空気の通路が鼻腔で、お目当ての空洞は副鼻腔でした。医学系の調べものでよくお世話になるメルクマニュアルのページから抜粋してみると..。

鼻の周囲の骨には副鼻腔と呼ばれるいくつもの空洞があり、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)の4種類があります。

へぇ! 骨の中に空洞があるんだ。となると、次なる疑問は「いったい何のため?」...ですよね。副鼻腔の役割は明確にはされていないようですが、3点ほど「恐らくはこのため」というのが出てきました。順不同で、頭部の重量を減らす、声を共鳴させる、吸気に湿度や温度を与える、だそうです。

なるほど、共鳴装置のようなものなんだ。声を響かせる働きがあるなら、声楽で眉間のあたりを意識するのは、この共鳴作用を最大限に利用しようということなのかもしれません。フルートでも眉間のあたりを意識すれば、共鳴作用が期待できるのでしょうか。

副鼻腔の図をさがしたら、副鼻腔炎のサイトがいくつも引っかかってきました。俗に言う蓄膿症のことですが、この空洞部分が炎症を起こした状態のことなんですね。図としては、「しっかり治そう 副鼻腔炎」や「知っているようで知らないちくのう症」あたりがわかりやすそうです。(勝手にリンクでごめんなさい。)

顔の内側は穴だらけ! 蓄膿症はちゃんと治して、しっかり共鳴させましょう♪

PS。発声の仕組みにも興味をそそられてきたので、いずれ調べてみたいと思います。

by akirako-hime | 2010-01-31 08:19 | 勝手に豆知識