目は口ほどにものを言い

フルートを吹くときに顔が下がってしまう人、けっこう多いですね。楽譜を見るのに必死になるのも一因でしょうか、俯き気味になることが少なくありません。

リッププレートと唇の作る角度が保たれていればいいのですが、顔が下がることでこの角度が狭くなったり、歌口に唇を押し付けることになって被せ過ぎの原因になることも多いようです。

こういう影響が出ていると思えたら、まずは簡単に「顔を上げて」と注意することになるのですが、すると、ほとんどの人は目線を上げるんですよね。目線も顔も上がるならまだいいのですが、顔はほとんどまったく動かず下を向いたまま、目だけがパッチリと上を向く人が多いのです。

つくづく「人の意識は目を中心に動くんだなぁ」と感じる瞬間です(笑)。たいてい「目だけが上を向いてて、顔は下向いたままですヨ」と指摘してはじめて、え?ありゃホントだ、と気づいて、爆笑となります。

もちろん顔が「上を」向いている必要はなく、それなりに「前を」向いていればいいのですが、顔を上げるのに目線も一緒に上げる癖をつけるのは、私はあまりお勧めしません。だって、楽譜を見るとき、目は斜め下を向くでしょう?

ウォーミングアップとか楽譜なしでも吹けるものなら、上方向を見ながらでも練習できます。でもそれだと、曲の練習になって楽譜を見るために目線を下げたとたんに、顔も一緒に下がってしまうことになります。

目線がどの方向を向こうと、顔は一定の角度を保てるように心がけてください。もしそれで楽譜が見辛いと感じるなら、もしかして譜面台に近づきすぎていませんか? 一歩下がってみてください。

もう一つ。顔を前方に倒した姿勢を習慣にしてしまうと、首の後ろが引っ張られて、先々そのあたりが痛くなる原因にもなります。なるべく無理の少ない姿勢で演奏したいですね。
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by akirako-hime | 2009-11-21 08:08 | 練習のヒントになるかな〜