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一段落♪ 世間は春です!

世の中は新年度ですね。私もコンクールの直後から、新学期の段取りやその他あれこれの用事でバタバタしましたが、ようやくメドが立ちました。ホッ♪

今回の神戸国際フルートコンクールのお仕事は、諸事それなりにスムーズに運んだこともあり、「楽しい想い出」になりそうです。私のポジションは審査の中枢に関わるところでしたので、いささか疲れたのも事実ですが、やりがいがあったのみならず、世界フルート界をリードする先生方と身近に接し、素顔を拝見し、とても密度の高いひとときでした。

さすがにこんなコンクールの審査員として招聘されるような先生方は、意識の持ちようが高いと感じます。お人柄は人それぞれ、冗談三昧、お茶目だったり、お振る舞いがかなり自由(過ぎ?)だったりするのですが、すべきことをする、決めるべきところを決める、そのあたりの姿勢に要らぬ妥協がありません。

真似は叶わずとも、考え方の方向として、感化されたいですね!

二足草蛙の私は近年、英語の仕事が増えるにつれ、笛の練習量が減っているのですが、つくづく思うに、怖いのは腕が落ちることではなく、考え方のレベルが下がることです。

例えば「レベル3〜5」でできることでも、「レベル3〜5」しか念頭になくてするのと、「レベル9〜10」の有りようを知った上でこなすのとでは、何かが違って来るように思うのです・・。

そして、演奏! 各予選や本選の結果については、これはもうコンクールですから、通る人あり、落ちる人あり、その差もほとんど「運」と言ってもいい微妙なものでしょう。結果の当てっこも一興ですが、それとは別の捉え方として、自分の感性で「音色が好き!」とか「フレージングが自然できれい」などと思う瞬間があったなら、それこそが何よりの収穫ではないでしょうか。

私も特に印象に残る演奏がいくつかありました。あんなふうにはとてもとても吹けないけれど、あぁいいなぁ!と思った感覚は、大切に温めたいと思います。

しかし・・! あれだけのイベントを準備運営するのは、本当に大変! お世話になった事務局の皆さんへ、心からの称賛と謝辞を送ります。そして、いろいろとサポートしてくれた通訳スタッフ仲間にも、とっても謝謝♪

ともかく終了♪ お疲れさまでした〜! \(^O^)/

by akirako-hime | 2009-04-14 09:37 | 笛吹きっぽいひとりごと